とぼとぼと家路につく時に空を見上げると遠くに飛行機が見えました。
ああ、なんか遠いところに行きたいな。
その時ふと頭に流れた音楽はJET STREAM(深夜のラジオ放送)のあの曲です。
深夜に始まるというのもあるのですが、この曲と機長(ナレーター)の声があまりにも心地よいのでオープニングでいつも寝てしまいラジオの内容をよく知らないのです。
しかしなぜかこの曲を聴くだけで飛行機に乗っているような気分になります。
…そうだ!
これをGTC版として応用できないだろうか。
ということでGTCのブログでどこまでできるのか挑戦してみたいと思います。
ここは五反田にあるノンアルコールのスナック。
羽田空港から少し離れているので機長の私は頻繁に通えないのが残念なのですが、GTCの朝スイムが開催される日の午前中にしか営業していない珍しいお店。
KONA完走者のすーママが切り盛りしています。
お客様もアスリートが多いようですね。
…おやっ、朝スイムを終えた客人が来ましたよ。
どんな会話が繰り広げられるのでしょうね、さっそく耳を傾けてみましょう。
カランカラン…(ドアを開ける音)
すーママ(以下、す):あら、いらっしゃ~い。朝スイムお疲れさま~。
客A:ママ、お疲れさまです。3種目だけでなく朝スイムの後の着替えも早いよね。
す:朝スイムの後にこのお店を開けなくちゃいけないからねえ…って、あなたすごい頭しているわよ。
客A:早く髪の毛を乾かすためにドライヤーを2台使ってみたの。でもうまくまとまらなかった。
これからミーティングがあるのでいつものをください。
す:はいはい。…よいっっっしょっと!
…ゴトッ!
す:ふーっ。アスリート向けにこのグラス(重量3キロ)を使うのはいいけれど、お店の女の子は持てないから大変なのよ。
客A:でもこのグラスを片手で飲めるようになってプルが速くなったって言ってる人いるよ。私はまだ両手でもきついよ。
す:ある程度パワーは必要かもしれないけれどそれだけじゃないのよね、速く泳げるようになるっていうのは。
客A:…。
す:…何かあったの?
客A:別に何かあったわけじゃないんだけどさ。大きなケガをしたわけでもないしね。
練習も一応参加できているんだけどね。でもなんかすべてがイマイチでなんだかなーって。
なんていうか後半の伸びがなくて泳ぐのも走るのも今までのタイムやペースでぎりぎり持ちこたえているっていう感じ。
練習しても手ごたえがない感じ。
す:センセには相談したの?
客A:「プラトーかも」って。初めて聞いたよ。
す:プラトーとスランプの違いってわかってる?
客A:…うーん。まだちゃんと調べていないです。
す:まずはちゃんと調べなさい。
言葉の意味や現象を理解すればプラトー期の自分も誇らしく思えるかもしれなくてよ。
客A:えーっ。そんな予感、1mmもしないんですけど。
す:人生そんなもんよ。
…ほらっ、もう20分たっているわよ。
お代を置いて早く行きなさいよ、ミーティング遅刻するわよ。
客A:…はい。じゃあママ、また朝練でね。
客Aは電車に乗って職場に向かう間、すーママに言われたとおりまずは「プラトー」について検索するのであった。
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