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Go. Swim 「泳ぎ溜め」ってできるのですか🦦?

9月4日
読了時間: 6分

このようなお便りをいただきました🦦💌


火曜と木曜に30分ほど、日曜日に50分ほど五反田の御殿山トライアスロンクラブ(GTC)のGo. Swimで泳いでいます。


年齢のこともあるのですが、電車の時間帯の関係で泳ぐ時間と距離の確保が以前ほどできてきません。


振り返れば、過去には週3回、1回につき1時間半は泳いでいた時期もありました。

その頃と比べて泳力が随分落ちました。


以前は14本は泳げたサークルを今では1本も泳げないとか、1時間半泳げるGo. Swimインドア50(月1回ほど開催)では体力も気力も持たないとか。


泳げる環境や時間が限られている中で、「泳ぎ溜め」というのはできるのでしょうか。



睡眠の「寝だめ」のような感覚で、体力や泳げる距離を事前に「泳ぎ溜め(およぎだめ)」することは生理学的にはできません。


水泳は全身の有酸素運動であり、持久力やスタミナを溜め込むには日々の継続的なトレーニングが重要です。


ただし、事前の調整(ピーキング)やペース配分を工夫することで、本番で最大限のパフォーマンスを発揮することは可能です。




またあるところでは…。


結論から申し上げると「泳ぎ溜め」はある程度はできます。


ただし、それは「持久力を貯金する」というよりも「泳ぐ感覚を維持する」という意味合いが強いと言えるでしょう。


なぜなら、水泳は一度に泳ぐ距離以上に「どれだけ継続して泳ぎ続ける時間を確保できているか」が泳力に大きく影響する競技だからです。


泳力が落ちたように感じるのは、年齢ももちろん一因ですが、それ以上に影響が大きいのは「1回で連続して泳ぐ時間」です。


スイムでは、心肺機能だけでなく水を捉える感覚やストローク効率なども比較的短期間で低下しやすいと言われています。


そのため短時間の練習が中心になると、技術そのものが大きく崩れていなくても水中での感覚や泳ぎ続ける余裕が失われ「泳力が落ちた」と感じやすくなるのです。



例えばGo. Swim@インドア50では90分ほど泳げますよね。

月1回、開催されるかどうかですけど🦦💦


普段は30分ほどしか泳げないけれど、月1回90分泳げば泳力は維持できるものでしょうか。


泳ぎ溜めは「できるもの」と「できないもの」があります。


泳力は1つの能力ではなく、技術、筋持久力、心肺機能など、いくつもの要素が組み合わさってできています。

そのため90分しっかり泳ぐことで維持しやすいものもあれば、定期的な刺激がなければすぐに低下してしまうものもあるのです。


最も泳ぎ溜めができるのが「水の感覚」と言われています。


例えば、水をしっかり押せている感覚、キャッチで前腕に水が乗る感覚、体が水面で安定して浮いている感覚、左右のバランスやタイミング…。


こうした感覚は1度じっくり泳ぎ込むことで脳と神経が再学習し、数日から1週間程度は比較的維持しやすいと言われています。


そのため90分じっくり泳いだ後に「今日はすごく泳ぎやすかった」と感じることがあります。

これは筋力が急に強くなったのではなく、水との付き合い方を身体が思い出している状態なのです。



次に貯められるのが泳ぎ続けるための「筋持久力」です。


スイムでは、広背筋、肩甲骨周囲の筋肉、体幹、インナーマッスルなどを長時間使い続けます。

90分泳ぐことでこれらの筋肉には十分な刺激が入り、疲れてもフォームを維持する力が養われます。


例えば、1500mを過ぎてもストロークが小さくならない、体幹がぶれにくいといった変化はこの筋持久力によるものです。


ただしこの能力は刺激を止めると比較的早く低下し、1~2週間ほどで元に戻りやすい傾向があります。

そのため多少の泳ぎ込みだけでは維持はできますが、大きく向上させるのは難しいでしょう。


泳ぎ溜めが最も難しいのが「心肺機能」です。

心肺能力には、最大酸素摂取量(VO₂max)や乳酸性作業閾値(LT)などがあります。


これらは1度にたくさん泳いだから長期間維持できるというものではありません。

むしろ週に何度も適度な強度で刺激を入れ続けることで維持向上していく能力です。

そのため30分でも週に2~3回泳ぐ方が心肺機能の維持には効果的です。



限られた時間の中で効率よく泳力を維持したいのであれば

・普段の30~50分練習では「水の感覚」を磨く

・月に1~2回の90分練習では「筋持久力」を鍛える

・短時間でも週に複数回泳いで「心肺機能」に刺激を入れる

という役割分担がおすすめです。


長く泳げる日は量を稼ぐ日、短時間の日は感覚を磨く日と考えることでそれぞれの練習がより意味のあるものになります。


忙しい社会人トライアスリートやスイマーにとっては泳力は「泳いだ時間」で決まるのではなく、「どのような目的で泳いだか」の積み重ねによって育まれます。

1回1回の練習に明確な目的を持つことが長く泳力を維持するための近道なのです。


大切なのは「長く泳ぐか、短く泳ぐか」ではありません。

限られた時間の中でその日の練習目的を明確にし積み重ねていくこと。

それこそが泳力を維持し、さらに伸ばしていくための最も現実的で継続しやすい方法なのです。



でもでもでもでもでも🦦…。



過去の自分と比べて落ち込んでしまうあなたへ🦦💌


そうですね。

以前は毎週3回、1回90分ほど泳いでいた時期がありましたものね。

その頃と比べると今は仕事や生活環境の変化もあり、同じ練習時間を確保することはできないということですね。

以前より泳力が落ちていると感じても、実際そうであっても致し方ないことかもしれません。


しかしここで1つ考えてみてほしいことがあります。

それは「過去と今では競技に費やせる時間そのものが違う」という事実です。

もし練習時間が半分になったにもかかわらず、以前と全く同じ泳力を求めてしまえば苦しくなるのは当然です。


大切なのは昔より泳げないと嘆くことではありません。

今の環境でできることを積み重ねながら「どこまで泳力を維持できるか」、「どうすれば効率よく泳げるか」を考えることです。


これは決して妥協ではありません。

限られた時間の中で成果を出そうと工夫することも競技力の1つです。


年齢を重ね回復にも時間がかかる中、仕事や家庭介護などの両立、三立四立が必要になる社会人トライアスリートやスイマーにとって本当に目指すべきなのは以前と同じ練習量ではなく、今の自分に合った最適解を見つけることではないでしょうか。


昨日の自分を超えることよりも、限られた環境の中で最高の自分を引き出すことが本当の挑戦になるのかもしれません。



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