時々思うのです。
クイックではないクイックターン*をして一体何になるのか、と。
クイックではないクイックターン* 本人はクイックターンをしているつもりなのですが、なんだかムダな動作の多いもっさりとしたクイックターンのこと。
クイックターンのわりには遅くなり息苦しいのが特徴です。
また、泳法違反にはならない程度に理想のクイックターンからかけ離れたクイックターンのこと。
本来のクイックターンである動きにムダがなく推進力を殺さずにむしろ推進力を生み出す勢いでターンができれば、このように悩むことも苦労もありません。
しかしクイックではないクイックターンは息が苦しくなるだけで、特にぎりぎり回れるかどうかというサークルであれば、クイックではないクイックターンをしたことによって息苦しくなりペースは遅くなりサークルアウトをすることにつながりかねないのです。
それなのにクイックではないクイックターンをする必要があるのかな。
もちろん、クイックターンをマスターしたいので果敢に挑戦しているのですが上達する気配を感じられず。
トライアスロンのスイムやオープンウォーターでクイックターンを使うことはないですし、クイックターンに挑戦する意味があるのかな。
いつか競泳マスターズに自由形で出場する時を作らなければ、このクイックターンは日の目を見ることがないのかな。
それでも長距離を泳ぐ練習をする上でクイックターンを推奨している理由はあるようです👀
壁にタッチターンは同じ側の肩や上腕にひねりを入れることになります。
長距離を泳ぐ場合はその同じ側の肩や上腕に負荷がかかり、ケガにつながる可能性があるそうです。
ケガの回避や予防のためのクイックターン。
そのためならクイックではないクイックターンをする意義はありそうです。
それでは、ぎりぎりサークルに間に合うかどうかの場合にクイックではないクイックターンをする必要はあるのでしょうか。
タッチターンの方が有益なのでは。
なぜならタッチターンは確実に壁をしっかり蹴られて前に進みますし、蹴る前に呼吸ができるのでもっさりしたクイックターンよりは苦しくありません。
少しでも呼吸がしっかりできれば回れる本数が1本でも増えるかもしれません。
そちらの方が効果的な練習になるのでは。
そう思いながらも、これまでクイックターンに挑戦し続けたのをやめてタッチターンをする勇気もなく。
これまでやってきたことを自分で否定するのは勇気がいるのです。
否定ではなく試しにやってみるという感覚でよいのかもしれませんが。
相変わらずクイックではないクイックターンでもがきながら回れないサークルに挑戦するのは時々心が折れることがあります。
いったんサークルにこだわるのを諦めて確実に泳げるところで立て直した方がよいのかな。
そんなある日、すぎりょー先生からクイックターンの意義についてぽそり。
かなりかいつまむと、
・例えば100mを泳ぐ時にタッチターンでターンすると、100mではなく25m×4回泳ぐことと同じ。
・クイックターンが苦しいのは当たり前。
その苦しさになれるべし。
慣れてきたらより推進力をいかせるように壁を蹴った後から浮き上がるまでの距離を伸ばす(息を止めている状態を長くする)など、クイックターンが上達したとしてもさらなるステップアップが待ち構えています。
…うーむ。
上手にクイックターンができるようになったら息苦しさや虚しさから解放されるかと思ってました😅
腹をくくって安全第一に下手っぴなクイックターンで泳ぎ続けます🏊♂️🏊♀️
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