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「スナックすー」へようこそ~自分の機嫌は自分でとる~


とぼとぼと家路につく時に空を見上げると遠くに飛行機が見えました。


…ああ、なんか遠いところに行きたいな。


その時ふと頭に流れた音楽はまたしてもJET STREAM(深夜のラジオ放送)のあの曲です。



ここは五反田にあるノンアルコールのスナック。


羽田空港から少し離れているので機長の私は頻繁に通えないのが残念なのですが、五反田から駅近い施設を利用してGTCの朝スイムが開催される日の午前中にしか営業していない珍しいお店。

KONA完走者のすーママ(over 古希)が切り盛りしています。

お客様もアスリートが多く、しかも悩み多きお年頃の方が多いようですよ。


カランカラン…(ドアを開ける音)



すーママ(以下、す):いらっしゃ~い。


客D:ママ、お疲れさまです。


す: なんだか冴えない顔をしてるわね。

ちょっとくらいスイム、バイク、ラン、仕事、恋愛がうまくいかないくらいで調子が悪いと決めつけるのはまだ早いわよ。


客D:…それって私の全部だよね?


す:まあまあ。

これ飲んで次回も間に合わないサークルに挑戦できるように体調を整えないとね。



客D:ねえ、ママ、よく「練習は嘘をつかない」って言うじゃない?

でもお年頃になると自分の思うようにトレーニングすること自体が難しいよね。


すー:そうね。

なかなか練習できないことにイライラしたり、

トレーニングできたとしても「これができるようになった!」とか感動も少なくなってくるしねえ。


ママにアドバイスする人も少なくなって、かと言って団体練習の時に先生やコーチに助言を求めるのも周りのメンバーがいる手前、気が引ける時もあるわよ。


それにトレーニングの時は順調に仕上がってうまくいったとしても、なぜか本番でパフォーマンスを発揮できないことだってあるし。


練習は嘘をつかない…どの格言もそうだけれど、言葉どおり表面的に捉えて自分のこととするお年頃じゃないってことよ。



客D:ねえ、ママは練習もレースもうまくいかない時ってどうやり過ごしているの?


すー:…そうねえ。

そういう時はGTC月会費がもったいないと思うかもしれないけれどムリに練習しなくていいでしょうし、他にやりたいことをするとか。


ママも虚しい時があるとしたら、上を見すぎている時や相手に求めすぎている時かしらん。


いずれにせよ、ママは「自分の機嫌は自分で取る」と決めているから、どういう状況であれ自分が気分良くやり過ごせるようにしているわ。


もちろん、自分ひとりで全部やろうとせずいろいろな人の力をお借りしたっていいのよ。

あなたが気分良くいられるのなら。


それが(すーママのように)美しくて優しくて強い人のたしなみなのよ。



客D:うーん。自分の機嫌は自分で取るのが大人のたしなみ…か。

…そうだよね。

私、「なんちゃってアスリート」の前にお年頃の大人だもんね!




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