「不安でしかない」
この言葉はレース前に最も耳にした言葉で自身もたくさんたくさん言いました。
「不安でしかたがない」でもなく「不安でいっぱいです」でもなく「不安でしかない」。
最近の流行りの言い方かもしれませんね。
「練習は裏切らない」と言うけれど…。
練習すればするほど実は不安になるそうですが、
練習する時間の確保で精一杯で、練習は裏切らないと言えるほど練習ができないような。
練習しなければしないだけ不安になる前にもう結構開き直ってしまいます😅
そのため「練習は裏切らない」は社会人(仕事、家庭、子育て、介護などを抱えている年代)には支えとならず「不安でしかない」を打ち消すほど強力な武器にはならないような気がします。
体の痛いところや不調も1つ改善されたら別のところが不調をきたし、万全の体調や絶好調と言える日は来るのかな。
最後に調子が良かったのはいつだったかな。
同じように不安要素も1つ消してはまた別のところに発生し、1つでも不安要素を消せたことだって大変なことですごいことなのに、それをすっかり忘れて、なくならない不安要素を見つけてしまいます。
最後に自信を持って堂々とスタート地点についたのはいつだったかな。
いえ、これまでにそんなことあったっけ?
地道に粛々と不安なことに向き合っていけばいいのですが、そのような状態にちょっと飽きてしまったりします。
そのような時にたまたまふと
「これまで自分がしたことやできることではなく、人からしてもらったことを数えてみよう」と思いました。
不安を解決するのは結局自分でするしかないのですが、「自分ですること」ばかり考えたり実践するのにちょっと飽きてしまったから、ふとそう考えたのかなと思います。
試しにちょっと立ち止まって人からしていただいたことを思い出してみると…。
たくさんある!!
びっくりするくらいたくさんありました。
不安要素の数よりはるかにあります、人からしていただいたこと。
誰にも気づかれないようなとても優しくてさりげないフォローもきっとそれ以上に受けているのではないかと。
そう考えると「不安でしかない」のがなんだかだいぶちっぽけになった感じです。
自分も悩み、避けたりサボりながらも不安と多少向き合い、こんなにいろいろな方々が自分を助けてくださったのだから、不安なことがその通りに起こったとしても想定以上のことが起こったとしても致し方がないというかもう悔いはないです。
それより自分が気づいていない人からしていただいたこと、あまりにもさりげない優しさがなんだったのかが気になります。
「不安でしかない」の脱出方法、まだまだありそうです。
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