気を取り直して有志のメンバーでGTCウェアの製作と取りまとめが始まりました。
平たく言うと「メンバーで勝手にGTCウェアを作りました」。
当初よりランウェア用のアイテム数がかなり増え、再度試着サンプルを取り寄せてその当時活動拠点だった品川の他2か所にサンプルをかついで試着会を行いました。
アイテム数×男性/女性×サイズ(SとMとL)…試着用サンプルを持ち歩くだけでもずっしりと重い力作業です。
力作業に加えてメンバーのみなさんにそのアイテムの特長などをお伝えしていたら、なんだかショップの店員さんと同じくらい商品知識が身についたような気がします。
それをどのようにみなさまにお伝えすると早くわかりやすく理解していただけるのか、情報の発信、共有の難しさを感じつつ、どうにかこうにかして注文がまとまり、いざ発注。
この「発注する」も一苦労です。
今後のご参考になればと思いますのでこれはまた別の号で。
今回お願いしたメーカーは、中国の工場で製作しその工場から直接GTCグッズ製作委員会宛に納品するというシステムです。
そのため「アイテム数などの確認の徹底!」とアドバイスをいただき確認をしたところミスなし。
よかった、あとはこれをメンバーごとに仕分けをすれば完了です。
ようやく先が見えてきてほっとしていたところに
「…なんだか思っていたより緑っぽいんですけど。」
「緑?」
おひとりで数量のチェックと仕分けをされたグッズ製作委員会のメンバーから連絡がありました。
GTCウェアは青を基調としたグラデーションが特長で、女性でも着やすいようにとパステルカラーを取り入れているのですが「青」ではなく「緑」?
そしてすでにGTCウェアをお渡しした方々が確認がてら着てくださった写真も送ってもらいましたが写真ではあまりよくわからず。
手元に届いたGTCウェアを恐る恐る広げると、イメージでは水色の袖がペパーミントグリーンになっている⁉
「これはどう見ても工場が色の指定を間違えたのでは?」と当初はそう思えるほど色味が違っていたのでメーカーに問い合わせました。
それと同時進行でデザイナーにもイメージ通りか確認していただきました。
ただメールに添付した写真ではこのペパーミントグリーン感がなかなか伝わらず、結局現物を中国の工場とデザイナーの元に送って確認をお願いすることに。
そもそも袖の色は本来どういう色だったのか。
こういった色問題を防ぐ意味もあってデザインの時点で色指定をしていただいていました。
その色はPANTONE 7457 C
色を確認するためにはまず色見本で確認するしかない。
しかし色見本のチップは結構なお値段です。
購入して確認するのはちょっと…。
そうだ!デザイナーならそういった色見本を持っているのでは。
GTCウェアのデザイナーはその色見本のチップをちょうど切らしていて発注をかけたばかりですぐに届かないとのことだったので、朝スイム(朝洗顔)のデザイナーの元へ。
この頃にはすっかりペパーミントグリーンにも見慣れてしまい、これはこれでよいかもね、
ペパーミントグリーンの色味自体はきれいだよねと言いつつ、このようなことにならないためにどうするべきだったか貴重なアドバイスとご指導をいただきました。
そしてGTC製作グッズ委員会はまた新たな決意をするのです。
バイクウェアでは色で失敗しないぞ。
そしてランウェアのブルー修正版とピンクも作ろう、と。
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